読者インタビュー

2018.01.09

わたしの日刊工業新聞 活用法(36) 技研製作所取締役・田内宏明さん

アピールの強い広告も刺激になる」 

 当社は無振動、無騒音で杭を圧入する技術をベースに人命、財産、文化を守る防災事業や圧入技術を応用した地下駐輪・駐車場事業を展開しています。機械メーカーではありますが、グループ会社の技研施工は当社製品を使った新工法の実践と施工を手がけ、グループ一体で取り組んでいます。昨年の1月に創業50周年を迎え、6月には東証一部上場を果たしました。

 日刊工業新聞は社長を始め、役員、製造・技術関係者が目を通しています。私自身は製造・資材にいた25年ほど前からの読者です。材料相場、広告を中心に読んでいました。今は事業展開の上で企業、技術を探すのが主です。またIoT、AIなどモノづくり全体の流れや事業にどう取り入れていくかも考えながら見ています。アピールの強い広告も面白く、カタログを取り寄せることもあります。事件、事故のニュースは暗くなりますが、日本の明るい未来への生の声が読める良さが、日刊工業新聞にはあります。

 当社には「工法革命で世界の建設を変える」という目標があります。顧客には圧入発祥の地、高知まで来てもらい、理解、納得した上で採用してもらう。高知から圧入技術を世界に広めたいと考えています。


【会社ファイル】

名称

株式会社技研製作所

代表者

北村精男氏

所在地

高知県高知市布師田3948-1

設立

1978年1月6日

資本金

80億5,500万円

従業員

連結510名(2017年8月末現在)

URL

https://www.giken.com

事業内容

・無公害工法・産業機械の研究開発および製造販売ならびにレンタル事業

・土木建築その他建設工事全般に関する業務ならびにコンサルタント業務

・土木施工技術・工法の研究開発 

・上記に関する海外事業

インタビュアー:大阪支社

バックナンバー