読者インタビュー

2018.01.09

わたしの日刊工業新聞 活用法(34) タダノ技術研究所長・野口真児さん

技術開発に必要な情報源」 

 当社は移動式クレーンや高所作業車のメーカーで、技術研究所では関連する要素技術の研究開発を行っています。当社の製品は、公道を走行する自動車としての機能に加え、建設作業機としての機能を提供するために幅広い分野の技術が必要となります。さらに建設業界では、建設現場の安全性向上やICTの活用による生産性向上に向けた技術開発が進められるなど、今後はさらに技術領域が広がっていくことが考えられます。日刊工業新聞は、幅広い分野のものづくり情報が掲載されているので、こうした技術開発に必要な情報源として活用しています。

 日刊工業新聞は、海外子会社との連絡を朝一に行う必要があるため、昼休憩や夕方などにじっくり読むことが多いですね。以前は、自分の仕事に関係する分野の記事しか読んでいませんでしたが、現在は自分たちの業界の情報だけではなく、異業種の技術や機能で我々が取り組んでいる研究開発につながりそうな情報に注目しています。欲しい情報が明確な場合は、インターネットで検索することが多いですが、自分が意識していない所から情報が飛び込んでくるのは、新聞ならでは。異業種の情報でも、常に当社製品に応用できないかを考えながらチェックしています。


【会社ファイル】

名称

 株式会社タダノ

代表者

 多田野宏一氏

所在地

 香川県高松市新田町甲34

設立

 1948年 8月24日

資本金

 130億2,156万8,461円

従業員

 連結3,346人/単体1,433人(2017年3月31日現在)

URL

 http://www.tadano.co.jp

事業内容

 建設用クレーン、車両搭載型クレーン及び高所作業車等の製造販売

インタビュアー:大阪支社

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