日刊工業新聞社 販売局

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読者インタビュー

2017.06.05

わたしの日刊工業新聞 活用法(27)菊池製作所取締役 ものづくりメカトロ研究所RT開発グループ部長・小笠原伸浩さん

 「紙の新聞には安心感がある」 

 菊池製作所の魅力は、金型製作、金属射出成形、アルミホット鋳造、シボリ加工など技術の〝引き出し〟の多さにある。開発から試作、評価、量産まで対応する『一括・一貫体制』を強みにスピーディーに製品を形にできる。受託や産学連携で培った技術をベースに、ものづくりメカトロ研究所では人間の尊厳を守る〝使えるモノ〟の具体化に取り組む。福祉施設や農家などエンドユーザーの使い勝手にトコトンこだわったロボットの開発もそのひとつ。研究所を率いる取締役RT開発グループ部長の小笠原伸浩さんに日刊工業新聞の活用法をうかがった。

 ―日刊工業新聞との出会いを聞かせてください。

 「本格的に読み始めて10年になる。会社だけでなく個人でも購読している。他紙と比べ、やわらかくて身近に感じる表現が多く読みやすい。例えば、インフラ関連など異分野の記事も、我々に伝わるよう平易な言葉で書かれているように思う。読み切ろうという気持ちにさせてくれる」

 ―どのような読み方をしていますか。

 「気になった記事は自分のノートに掲載日や掲載面、社名、見出しなどをメモしておく。特に必要だと感じる記事はPDF化し、スクラップしている。それは自分のオリジナル辞書となり、何年も役に立っている」

 ―ビジネスにどう活用していますか。

 「以前は受託ビジネスだけだったので取引先から提示されたものを作ればよかったが、今はエンドユーザーの身になり、実際に〝使えるモノ〟を作らないといけない。そういう意味で同業者の異分野参入のニュースはとてもヒントになる。記事で取り上げられた企業に問い合わせし、訪問させてもらうこともある」

 ―電子新聞との読み分け方を聞かせてください。

 「電子新聞やインターネットのニュースサイトは出先で利用する。忙しいとき記事を検索する機能は確かに便利だが、記事を『見る』感覚。一方、紙の新聞は手元に置いて記事をじっくり読むことで、記憶に残りやすいのが利点だ。記事を読み終えてから、記事のその先に何があるか能動的に考えるから記憶しやすいのだろう。電子版にはない安心感もある」

 ―安心感とはどのようなものでしょう。

 「若手社員も部品のカタログを紙で保管している。『なぜ?』と聞くと『すぐに見ることができるから』という。当然、電子データで保管してもすぐ見ることはできるが、紙のカタログは手元に置いてすぐ見ることができるのが安心感につながっていると思う。紙の新聞にも同様の感覚がある。紙で残すことの安心感は、世代が違っても変わらないのではないか」

 ―紙面づくりに要望はありますか。

 「記事で紹介された企業の業種が一目でわかるよう、記事を業種別に色分けしたり、マークをつけたりしたらどうだろうか。小さな記事でも我々にとって重要なニュースはある。そういった記事を見逃さないようにするためだ」

 ―ありがとうございました。


【略 歴】 小笠原伸浩(おがさわら・のぶひろ) 2009年菊池製作所入社、顧問に就任。14年4月ものづくりメカトロ研究所RT開発グループ部長、執行役員を経て16年から取締役。東京都出身、56歳(17年5月現在)。

【企業ファイル】

名称

株式会社菊池製作所

代表者

菊池功氏

所在地

東京都八王子市美山町2161-21

URL

http://www.kikuchiseisakusho.co.jp/

事業内容

金属及びプラスチック製品の試作・量産設計・製作・販売、各種金型設計・製作・販売、工作機械及びロボットの設計・製作・販売。

インタビュアー:本社販売局 

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